つれづれ暮らしの始まりです

 

お花をいただくって、こういうことなんだなあ  と思いました。

 

見上げると、天高く 鳥が

飛んでいく

 

わたし  退職しようが現役でなかろうが

たいして変わらないな。

ここにはもう、訪れることはないにせよ、

鳥だったら いつでも軽々 飛んでいく。

私も  軽々と イメージできるもの

たくさんの懐かしい思い出が、なくなっていないな。

 

1年前 先輩が、病室からもかけてきた電話に、

「お役に立てれば、それで良いかと。。。」

そしたら、先輩が、

「うん  それでいい」

と言ってくれました。その後 その先輩は、すぐになくなりました。

 

うん  それでいい

 

その言葉 だけが残りました。

なにができるんだろう?  けど 私はなんにもなくしていないなあ

     うん それでいい

ゆっくり  丁寧に  それしか私にはできないから

なあんか 好きなもの かこまれて

ゆったり暮らしたいな。

 

 

 

呂布と赤兎馬 北方三国志より

 

あんまり好きなタイプではなかった呂布さんですが、あんまりカッコよくて、いいなと思いました。

自分の負け戦で、愛馬赤兎が傷ついて死にそうなので、敵方の劉備さんとこにいる、馬の扱いが巧みな成玄固さんに託して、それから自分は敵方に突っ込んで戦死。弁慶の立ち往生みたい。

 

漢(おとこ)だぜ!  って思えるほどの軍人としての清々しさ。

この場面、ほんとに感動的でした。

 

『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ 』ブレイディみかこ著

今週のお題「最近読んでるもの」

ブレディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』の次作にあたります。

ぼくはイエロー ・・は、表紙のデザインが、なんとなく馴染めず、スルーしました。それはとんでもない思い違いだったようです!  スルーして損した。

 

って思わせるのが、本作です。

面白かったです。ブレイディみかこさんは、英国ブライトンに住んでいらっしゃるそうです。保育士で働いた経験もあり、幾層にも走る視点からかかれたエッセイは、

えっ そうなの という驚きがあって、面白かったです。英国首相だったサッチャーさんに関して、英国民の偽らざる気持ち、思わず あゝ そういうことか、 と納得しました。

 

私が読んだサッチャー首相に関する評価は、持ち上げる人もいれば、酷評する人もいらして、うん?  混乱していました。

 

いわくサッチャー首相には、シンパシーがあってもエンパシーがない。

エンパシーとは、他者の靴を履けること。他人に対する共感能力のことだそうです。

 

でも著者は、きっちりエンパシー能力の良い面、悪い面を押さえて伝えてくれます。

そして英国の教育において、エンパス能力を育てる訓練もするようで、こんな教育、日本でもしていたらいいのにな(すでに実施しているところもあるのかもしれませんが)と感心しました。

 

他者を理解すること、でも自分を保つこと、これが他者の靴を履けるってことだな、と痛感しました。果たして、自分にどこまで出来るでしょうか。

 

車両故障で新幹線乗り遅れ、鶏めし弁当いただきました

奥羽本線 北上していましたが、途中の浪岡付近でまさかの車両故障

と、あたりは一転にわかにかきくもり、雷がピカピカ、雨ざあざあ 、風吹きすさぶ  笑うに笑えない状況に。

車両の下から、故障部分を修理してくださっている、トンテンカン  という音がするので、ひたすら待つのみ、約2時間。 

特急つがる  受難の巻でした。

代替バス新青森駅にたどり着いたのが、午後2時過ぎ。ホントなら大宮駅についてる頃なのになあ。

 

哀しい。あの雨が嘘のように眩しく行き先を照らします。

 

お腹すいた  ということで、駅弁買い求めました。大館 花膳の鶏めし弁当。

私  これに目がないのです。程よく出汁がしみたご飯に、比内地鶏がでんと座って、卵のそぼろが憎めない美味しさ。栗の甘煮が、舌に優しい箸休め。

 

新幹線車内で、至福の味わいに浸ります。

うまい!

 

いつも拝見する、鶏めし弁当のこの包み紙。大館 といえば 鶏めし弁当 。秋田犬も

可愛いですが、こちらも美味しいです。

日本三大鶏めし弁当の一角を担います。

鹿児島・名古屋・大館  の鶏めし弁当。

鹿児島のはまだ食べたことがありません。

 

でもまあ、今日は遅延で帰宅時間が午後6時過ぎになるけれども、鶏めし弁当食べたので、良しとしましょう。

あの雨の中、修理してたであろう職員さんのことを思うと、何事もなくてよかったと思います。

 

鶏めし弁当を食べるために遅れたんですね!

 

 

一汁一菜でよいという提案

 

台風12号通過中。家の片付けが終わったので、読みさしの『一汁一菜でよい という提案』を再読。土井善晴さんは、お父様も料理家の二代目ですかね。

家庭料理は、具だくさん味噌汁、ご飯、香の物、それでよし とします。

昭和32年生まれだから、私の1つ上のお兄さんのようです。私も、ボウルを持って豆腐を買いに行きました。おつかい、ですね。この本にも出てきます。

豆腐こわさないように、慎重にお水をはったボウルに絹1丁、そろそろ歩いた思い出あります。懐かしいなあ!

 

ウーさんのレシピも、塩と油だけでおいしい。

 

シンプルって、簡単なようでいて、とても難しいです。

 

今日はネギの卵焼き 作ろうかな。

 

 

 

 

からす たろう

 

テレビの日曜美術館 を何気なしに見ていたら、矢島太郎さんの特集でした。

絵本作家  アメリカ在住  経歴はそれしか知りません。けれども、矢島太郎さんの『からす たろう』は、いっとき  私の気持に寄り添ってくれた 宝物でした。

どんな子にも、なにか素敵な宝物が隠れているよ、いつかわかる時が来る

 

忘れられない絵本でした。

今でもアメリカでも読みつがれて入るそうです。カラスの鳴き声のマネ  いいんですよねえ。先生もからす たろうのことを、

ちゃんと理解してくれます。

 

からすは、夕焼けが似合います。

ようやく、雲がいろいろな顔を

見せてくれます。

 

鰯雲 浮かんでます。

明日  雨かな

 

詩歌川百景 第3巻 読了

吉田秋生さんの人気コミック 『海街ダイアリー』のサイドストーリー。

相変わらず、はっとする 言葉 が散見して、思わず 唸ってしまいます。

海街ダイアリーもそうだってけど、こちらも更にバージョンアップ。

主人公は小さな温泉町、河鹿沢温泉の湯守見習。青年 和樹 

幼い頃、父親に虐待され、二度目の父 浅野さんと母親との間に出来た娘が、海街ダイアリーのヒロイン。和樹は弟にあたる。

浅野の父は亡くなり、母親はまた別の男ち出奔。和樹はこの温泉街に引取られて、成長しました。

和樹の生い立ちをふまえると、このセリフ ぐっと来ます。

和樹は人に絶望しなかった。

それは・・・多分 和樹には彼に寄り添って助けてくれる大人がいたからじゃないかな。・・・血のつながりなんて絶対じゃない 。

手をさしのべてくれる人を信じて、その手をつかむ。人を見抜く力も勇気がいることよ

 

少し見方を変えれば世界はずいぶん変わることに気がついた

 

そうなんですよね。結局 自分の心が決める。そういうもんだと、ようやくわかるようになりました。

まだまだ 続く  人間稼業。キビシ--!