今日の本

宮本輝さんの『よき時を思う』新潮社

単行本ですが、装幀はどの作品も凝っています『蛍河』から幾星霜、大家の宮本輝さんを捕まえて、輝ちゃんというのはおこがましいですが。。

大阪の道頓堀から始まった、長い道のりがいつの間にか芳醇な道筋に替わって来たのだろうなあ と、つくづく思います。

ご本人の精進もあり、進むべき河の流れが、澱まぬように、とめどない努力があったのだろうと思えてきます。